コスモスと初雪

 11月7日、旭川市内に例年よりも遅い初雪が降りました。ぐっと冷え込むことを「しばれる」と言いますが、そこまでの冷え込みではなく寒い朝といったところでした。

 雨には雨の匂いがあるように雪にも香りというか、匂いがあります。冷たい空気といっしょに鼻をくすぐる冬の香り。そろそろ年賀状を書く季節であることを実感したり、クリスマスの夜を思い起こしたり、あるいは大晦日の夜の雰囲気を思い浮かべたり。

 初雪には特別なチカラがあるように思います。

 さすがにぐったりとするコスモス(左)。緑、赤、茶色そして雪の白(右)。四季の色が一瞬の中に存在する不思議。こうした景色が晩秋あるいは初冬の魅力なのかもしれない。

 アスパラガスに降った雪(左)。アスパラガスって、こんな風になっていたのですね。右の写真は雪囲いをした松の木。北国特有の雪囲いは、雪の重さで枝が折れるのを防いでいます。ちょっとした縛り口にも見栄えの良い工夫がしてあり、植木屋さんのこだわりが感じられます。