2003年12月15日午前10時、組合から則末理事長を始め組合三役が旭川市へ赴き印刷物発注に関しての要望書を持って市議会議長と面談。要望書を提出しました以下はその詳細です。

(組合)
 印刷業界の要望として、旭川市で発注するものは地元の印刷業者に発注していただきたい。
 業者間のそれぞれの得意分野で協力をし合っているので地元の業者で出来ない印刷物はほとんどない。
 旭川の印刷業者は旭川市史を手がけるだけの技術力を持っている。
 全国レベルのノウハウでは確かに無難なものが出来るでしょうが旭川市民の意見をくみ取り地元の業者が苦労して作っていくほうが旭川独自のものが出来る。
 旭川を代表する印刷物が本州業者の作成ということは恥ずかしいことである。
 地元が苦労して知恵を出し合う方が良いものが出来るのではないか。
 価格の多少の差よりは旭川の業者を育てるという方向で考えて欲しい。
 紙の北海道価格の問題等もあり価格だけで地元業者の努力が足りないとは考えて欲しくない。
 価格の面では北海道価格が解消されてからと理解していただきたい。
 最低価格の見直しということで、見積もりと入札方法を改善していただき中小零細企業が元気臭くやっていけるような明るい見通しを与えて欲しい。
 北海道13支部ありますが数支部で市に要望して地元発注にしてもらったという話を聞いた。
 市の優秀な職員が残業してまでワープロ打ちするのは人件費も高く非効率的ではないか。頭脳集団としての仕事をしていただきたい。
 市は地元に根ざしたものを作るのだというプライドを持って欲しい。

(広聴)
 平成13年6月まで4社に、7月からは従業員4人以上、売上げが1千万以上の10社に旭川広報の企画提案をしてくださいとお願いした結果、電通に決まった。しかし印刷工場は旭川市役所から車で30分以内で行ける事業所にしている。
 今回は電通だが、北海道電通で旭川支社という意味では地元である。
 10社呼びかけて9社が来たが、入札に参加したのは2社。


(契約)
 市史については平成4年から13年までで5巻、地元業者が1度受注している。発注業務は契約課で撰ぶ。
 60数社のうち市に出入りしている業者は35社ほど。
 市内で出来るものは基本的に市内で発注している。
 指名競争入札となっているので価格で決める。法律に従っている。

(広聴)
 市の職員が中心となり作っているので、丸投げしているわけではない。


(組合)
 印刷業者の応募率が低い理由は、参加しづらいハードルに問題はないのか。

(広聴)
 手間と時間がかかるためではないか。文字の打ち間違いが多いのも問題だ。

(組合)
 もっと多くの地元の業者が参加しやすいようなご配慮をお願いしたい。
 印刷業者は企画会社より文書・編集能力はあると思っている。
 旭川市民が自慢できるような「こうほうと旭川市史」であって欲しい。


以下はこれを報道した2003年12月16日づけ北海道新聞朝刊の記事です。